2015年4月24日、初代の「Apple Watch」が発売されてから実に10年が経過した。常に時計が表示されている「スマホ」を作っておきながら「世界で売上高1位の腕時計1」となったApple Watchの歴史を、6観点に分けて振り返る。
健康機能
Apple Watchは、発売当初こそラグジュアリーな腕時計としての販売に注力していた(後述する)が、ユーザーの中から特に反響の大きかった健康関連機能が毎年のように強化され、近年では本格的な健康管理デバイスへと発展した。
3つのリングという発明
初代のApple Watchでは、緑色LEDとフォトダイオードによる光学式心拍センサーを搭載し、心拍数の計測や消費カロリーの推定に対応した。そして、このセンサーから得られる情報を活かして、活動量を「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の3つのリングで可視化するアクティビティリングという機能が導入された2。これにより、3つのリングを毎日閉じるというわかりやすい活動目標となり、それの達成をユーザーに促すとともにランニングやウォーキングの際にワークアウトアプリを活用する入口を作った。

このような機能を搭載したことでフィットネス用途で購入するユーザーも増え、2016年のApple Watch Series 2ではWR50の耐水に対応3。水泳時の利用など水中の運動計測もApple Watchでできるようになった。さらに、GPSを内蔵したことでiPhoneなしでもランニングやサイクリングの距離やルート計測を可能にした。翌年のApple Watch Series 3ではセルラー通信に対応し、Apple Watchのみを装着した軽装での運動がしやすくなった。
フィットネスからヘルスケアへ
ソフトウェア面では2016年のwatchOS 3でBreatheアプリ(現在のマインドフルネス)が登場し、深呼吸を促すなどメンタルヘルスにも活用できるようになった。2017年には、より正確なデータを収集しユーザーの命を救うツールとすべく、Apple Heart Studyという心臓研究をスタンフォード大医学部と提携してスタートさせた。これにより、心拍センサーを用いた高心拍数通知・低心拍数通知に対応し、緊急SOSを自動で発信する仕組みができた4ため命を守り救うデバイスになり得た。ここをターニングポイントとして、自分の健康を守るためのデバイスとしての信頼を寄せて購入する人が増えた。

2018年のApple Watch Series 4ではその傾向がさらに顕著になり、健康機能における大きな飛躍点となった。新たにDigital Crownにも心拍センサーを搭載し、そこをApple Watchを装着していない側の手の人差し指で触れることで腕を1周でき、それにより単極式心電図(ECG)の計測に対応した。30秒間行うことで心電図波形を記録し、心房細動(AFib)の兆候を検出できるようになった。このECGセンサーは米国でFDAのDe Novo認可を取得した初の市販ウェアラブル心電計となり、医療機器として医師に提出する資料としても活用できるようになった。ただし、日本ではデバイスが医療用の認可を受けると、免許を持った人でないと販売ができない仕組みになってしまい、ソフトウェアとしての認可という形になった影響もあり、その機能提供には2021年まで2年以上の歳月を要した5。
心電図以外にも、加速度センサーとジャイロが高性能化したことによって転倒検出機能が導入、watchOS 6では周囲の環境騒音を測定して難聴リスクを通知する騒音アプリが追加されるなどの進化を遂げた。
コロナ禍に最適な時計
2020年になると新型コロナウィルスが猛威をふるい、より健康への意識が高まった時期でもあった。その渦中でApple Watch Series 6を発表し、新たに血中酸素濃度(SpO2)の測定に対応した。この機能では、赤色と赤外光を用いた光学センサーで血中酸素濃度を測定でき、医療用ではない「血中酸素ウェルネス」として各国で提供された6。(ただし、現在米国ではMasimo社との裁判の都合で利用できないような制限がかかってしまっている7。日本では引き続き利用可能だ。)
さらに、同2020年にApple Watch SEという安価に手に入るモデルをリリースした8。心電図や血中酸素ウェルネスなどは省きつつ、心拍センサーや転倒検出など最低限の機能に絞って安価に抑えたモデルとしてApple Watchの間口を広げ、以降Apple Watchシリーズの稼ぎ頭となる。
Series 6・SEと同タイミングでリリースされたwatchOS 7では、マイクやジャイロを活用した手洗い測定機能が追加された9。コロナ感染を防ぐ有効な手段として手洗いが改めて重要視された社会の中で、Appleはユーザーに手洗いを促すとともに、自動的に測定を開始し手洗い時間をカウントすることで十分な手洗いができるようになった。
新たなステージへ
2021年にはwatchOS 8にて睡眠アプリが登場し、夜間の就寝時にApple Watchを装着することで睡眠記録を取ることができるようになった。しかし、ここでバッテリーの問題が出てくる。従来Apple Watchを1日使える程度の充電をするため1時間以上かかっていたが、この年に登場したApple Watch Series 7では45分で0→80%まで充電できる高速充電に対応したことにより、睡眠を含む1日中つけていられるような環境になった。

翌2022年のApple Watch Series 8では新たに皮膚温センサーが搭載10。前述した睡眠記録の機能も1年経過したことで夜間にApple Watchユーザーが増えたことも受け、その睡眠中の体表温度変化を継続測定することで女性の排卵日を推定し、月経周期予測の精度向上や避妊・妊活の一助となる機能を提供することでフェムテック分野への対応強化も図った。なお、「衝突事故検出」に対応したのも同タイミングであり、引き続き命を守るための機能は強化され続ける。衝突事故検出については同タイミングで登場したApple Watch SE (第2世代)でも利用でき、改めてこの分野に注力していることをアピールするものであった。
さらに、同タイミングで新カテゴリとなるApple Watch Ultraが登場した11。45mmが最大であった従来から4mmも大きくした49mmのチタンケースに大型バッテリーを搭載し、2周波GPSや水深・水温センサーなどを搭載した登山・トレイルラン・スキューバダイビングなど極限環境向けのモデルとしてラインナップされた。従来Apple Watchを利用できなかったシチュエーションのスポーツにも対応することにより、さらにApple Watchがアクティブスポーツの場面で活用できるようになった。なお、水深や水温のセンサーは人気が高かったため、2年後に登場したApple Watch Series 10で標準モデルにも降りてくることになった。
現在最新のwatchOS 11では睡眠時無呼吸 (Sleep Apnea)の検知にも対応し、睡眠中の呼吸停止を検出してユーザーに通知する12。睡眠の質を損なう中程度〜重度の無呼吸症候群の兆候を早期の把握でき、必要に応じて医療機関受診も促す仕組みとなっている。また、バイタル (Vitals)アプリが追加され、心拍数・呼吸数・手首温度・睡眠時間・血中酸素濃度の5要素を総合的に表示し、普段の数字から極端に外れた場合にそれが気づけるような作りになっている。ヘルスケア担当バイスプレジデントのサンブル・デサイ氏は異なる信号の組み合わせで健康全般について教えてくれるデバイスにすることを目指していると語っており、まさにその目標を明確化したのがこのバイタルであろう。

時間を知る道具としての役割をスマートフォンに奪わせた当本人であるAppleは、健康機能でApple Watchを大成させることに成功したのだ。「アクティビティリング」という発想により、筆者を含め今まで健康や運動への関心が低かったユーザーに健康への意識を向ける機会を作り、さらにそのセンサーを活用することでヘルスケア面、とりわけ命を守るためのデバイスとしての認識すらほとんどのユーザーに広まることになった。
筐体デザイン
もちろんApple Watchは大前提として「時計」であり、ファッションアイテムとしての要素も必ず存在する。その中で、どのように変遷を辿ったのだろうか。
腕時計としてのアプローチ
初代のApple Watchではユーザーに新しいジャンルの製品を受け入れてもらおうとしたい意図が強く、特に時計として売りたい意向が顕著であった。外装ケースの素材別にApple Watch Sport・Apple Watch (無印)・Apple Watch Editionの3つに分かれており、それぞれアルミニウム・ステンレス・18Kゴールドであった。サイズは38mmと42mmの2サイズ展開、18Kゴールドの価格については後述するとして非常に「腕時計」らしいスタートであった。
Apple Watch Series 2ではアルミニウムとステンレスが無印ブランドに統一、アルミニウムには新たにNikeとコラボしたApple Watch Nike+が新たに登場し、スポーツ&カジュアルという印象を強める。Editionについては頑丈で価格も抑えたセラミック素材が登場し、ホワイトとグレーの2色展開で展開を開始した。
さらに、Hermèsとのパートナーシップも初代以降続く。ステンレスケースに後述するHermèsレザーバンドの組み合わせが選べ、本体にも“Hermès”の刻印が入る。Hermès基幹店でも購入ができ、Hermès腕時計の系譜を持つスマートウォッチになり得た。
Apple Watchの筐体は基本丸みを帯びた四角形であり、全モデルに共通して正位置でつけた場合の右上にDigital Crownという竜頭、その下に突起のないサイドボタンが用意されている。
初代のApple Watch Edition (イエローゴールドモデルの一部)およびSeries 3のGPS + Cellularモデルでは、そのDigital Crownに目立つ赤丸がデザインのアクセントとなっていた。しかし、前述したようにApple Watch Series 4ではECGの都合でセンサーを搭載する必要があったことから、GPSモデルでは黒い縁取り・GPS + Cellularモデルでは赤い縁取りという差に変更された。(筆者は非常に好きだったが、残念ながら黒い縁取りは以降のモデルで無くなってしまった)
Series 4の衝撃とラインナップの拡充
そのApple Watch Series 4では至る所で進化を遂げ、筐体サイズが40mmと44mmに2mmずつ大型化された。画面も大型化されたほか、Digital CrownのスクロールにもTaptic Engineが活用されるようになるなどの進化があった。筐体の素材はアルミニウムとステンレススチールに絞られ、そのステンレススチールに新しくラインナップされた「ゴールド」が一際目立つ存在だった。ブラウンのようなテイストも入った高級感のあるゴールドステンレスのケースは、とてもうっとりするような見た目に仕上がった。

Series 4では筐体の素材の種類が絞られたと説明したが、打って変わって翌Series 5ではEditionが復活してセラミックがラインナップに入っただけでなく、チタニウムもEditionの一角として追加された。Always-Onディスプレイの採用により常に文字盤が表示されるようになったことも相まって、ファッションとしてのバリエーションも一層増えることとなった。特に新素材のチタニウムについては質感と軽量さを併せ持つモデルとして人気を博した。

2020年モデルでは、Series 6がアルミニウム・ステンレス・Editionチタニウムの3素材で登場。アルミニウムはブルーとPRODUCT(RED)が追加されたことで色の選択肢が増えた。一方のSEは安価なモデルとしてアルミニウム3色で登場したが、そのデザインはSeries 4に刷新されたそれを受け継ぐものであった。
ベゼルレスと大型化
次に筐体が大きく変更されたのは2021年のSeries 7だ。ベゼルレス化が図られ、後述するがディスプレイでフルキーボード入力もできるようになるなど大画面を生かした機能や文字盤が追加されていった。非常に洗練された見た目になり、特にEditionのチタニウムモデルは最高に美しい(あくまで筆者の感想だが)。
2022年には、新しくApple Watch Ultraが発売された。Ultraは前述したようにエクストリームスポーツに向けて作られたモデルであり、画面がタップできない状況でも使えるアクションボタンと堅牢なチタニウム素材が採用された。Series 8では引き続きアルミニウムとステンレススチールのモデルが登場したが、Editionはチタニウムの役割をUltraに託し廃盤となった。
2023年はラインナップの構成は変わらず、一つずつ世代がSE (第2世代)、Series 9、Ultraへと進化したほか、Series 9のステンレススチールモデルを除きカーボンニュートラル化された。これについては先日記事にまとめたため、そちらをご覧いただきたい。

最新となるSeries 10では10%の薄型化を達成し、筐体・画面サイズともに大型化された42/46mmの構成となった。46mmモデルはApple Watch史上最大サイズのディスプレイ面積となり、情報量も格段に向上した。また、カーボンニュートラル化の一助としてステンレススチールを鏡面加工されたチタニウムが置き換えたほか、アルミニウムには新たにジェットブラックが追加され、Apple Watch史上最も黒いモデルとなった。前年に登場したUltra 2はこのタイミングで新色追加がされ、ナチュラルチタニウムに加えてブラックチタニウムがラインナップされるようになった。
全体を俯瞰してみると、Series 4・7・10と3年サイクルで筐体に変更が加えられており、ベゼルレスによる大型化も相まってより洗練されてきていることがわかるだろう。また、その素材もラグジュアリーなものから堅牢なものまで、それぞれのモデルの特性に合ったモデルが採用されているほか、最近ではカーボンニュートラルの目標に向けた環境保護の目線でも進化を遂げているのは明白だ。Apple史上最速でカーボンニュートラルを採用したApple Watchの筐体にもこれから目が離せない。
純正バンドの変遷
Apple Watchの魅力の一つに、付け替え可能である多彩なバンドがある。現在では100円均一から高級なものまで多種多様なサードパーティバンドが揃っているが、今回はApple自身が販売する純正バンドに絞って、紹介していきたい。なお、NikeとHermèsについてはAppleのみの意向ではないため今回は取り扱わない。
初代のラインナップ
2015年の初代Apple Watchでは、以下のバンドがラインナップされていた。
スポーツバンド
今では言わずと知れたApple Watchの代名詞的存在となったスポーツバンド。耐久性の高いフルオロエラストマーを採用し、長く使ってもヘタレにくいのが特徴だ。ピンで止める構造ながら余ったバンドは内側に差し込むことでバックルを撤廃したシンプルな構造だ。現在まで引き継がれるバンドの一つで、今までに販売されてきた数は139種類にも上る。
腕の太さに応じてS/MとM/Lの2種類から選べるが、その2つに共通する箇所についても穴の位置が半個分ずれていることにより微調節もできるようになっている設計だ。

クラシックバックル
その名の通りクラシックな時計バンドと同様にピンバックルを採用している革バンドで、ビジネスシーンなどフォーマルな場で使いやすいバンドだ。Apple Watchとの接合部はステンレススチールで、Apple Watch無印の質感に合う用に設計されている。
当初はブラック一色であったが、登場から半年経った2015年秋にはサドルブラウンが追加、さらに2016年春には10色になるなどその拡充からも人気が見て取れる。2017年秋にはバックルが正方形型になるなどの変更が加えられるが、2018年秋には廃盤になってしまった。


モダンバックル
モダンバックルは、小ぶりな時期バックル付きの革ベルトで、38/40/41/42mmの小さい方向けのみが販売されている。金属製のバックルと革でフォーマルな印象を持ちつつも、その名の通り磁石を用いたワンタッチでモダンな構造となっていることが特徴だ。
2023年のカーボンニュートラル化以降はその素材がFineWovenに置き換えられるもその人気は健在で、女性を中心に街で見かける機会も多い初代からの定番バンドだ。


レザーループ
小さい方のサイズしかなかったモダンバックルに対し、大きい方のサイズのみでラインナップされていたのがこのレザーループだ。その名の通りループ構造となっており、折り返すことにより磁力を用いて面で固定する構造となっている。ステンレススチールをはじめとした高級ラインの筐体との相性が非常によく人気であったが、このバンドをもとに開発された後述するレザーリンクに置き換わる形で廃盤となった。

ミラネーゼループ
ミラネーゼループは、ステンレススチールケースのApple Watchとのペアで非常に相性の良い、イタリア製網目のステンレスメッシュを用いた無段階調整ループだ。磁力で固定する形式のため脱着が非常にしやすく、且つステンレスによるフォーマルな印象もあるため非常に人気のバンドだ。前述したSeries 4のゴールドステンレススチールとの組み合わせは秀逸で、非常にラグジュアリーな印象を持つ。
現在ではApple Watchの筐体が光沢チタニウムに変更されたが、チタニウムは磁石が付かない素材である都合から引き続きステンレススチールが採用されているものの、その色はチタニウムケースの3色とマッチするよう設計されている。

リンクブレスレット
リンクブレスレットは、樹脂や布素材の通常バンドを基準にしたときにその7倍の価格となる$349で発売されている超高級バンドだ。ステンレススチール製のコマリンクブレスレットで、工具なしでコマの調整が可能であるほか、バックルの厚みもそのコマと完璧に一致するという究極のバンドだ。
ミラネーゼループとともにステンレスバンドの一角を担い、現在ではそれと同様なステンレス採用の3色となっている。

これらが初代からリリースされた純正バンドだ。もちろん、これらのバンドは現在の最新モデル群でも利用が可能で、当初のサイズが38mmであるものは40mm・41mm・42mm (Series 10以降)、42mmであるものは44mm・45mm・46mmとUltraの49mmに互換性がある。
これらのバンドは季節限定色の投入が盛んで、春秋を中心に大幅なラインナップの入れ替えが定期的に行われる。そして、新設計のバンドも頻繁に追加・入れ替えされるため、ここからは2016年以降に追加されたバンドを紹介する。
新登場したバンド
ウーブンナイロン
Apple Watch初めての布製バンドはウーブンナイロンであった。カジュアルで軽量なことが特徴で、その形状は初代のクラッシックバックルに似ている。布製であることからカラー展開がしやすく、販売されていた3年間で49色発売された(Int’l Collection含む)。そして、このバンドにはストライプで色が変わるデザインが取り入れられているが、その製造は福井県越前市の井上リボン工業が担っており、日本のものづくりの技術が生かされたバンドとなっている。
人気も高かったが、これに取って代わる「不動の人気者」となるバンドが登場したため、2019年に販売終了となってしまった。

スポーツループ
ウーブンナイロンに取って代わったそのバンドこそが、スポーツループである。2017年のSeries 3と同時に登場した面ファスナー式のナイロンバンドで、そのふわふわとした付け心地、バックルのない軽やかさ、フリーストップで自由に調整できる面が非常に高く評価されている。
また、デザインのバリエーションが増やせることも魅力であり、2019年には表裏のツートン、2020年には側面の左右カラー違い、2021年にはバンド中央の縦割りなど色を組み合わせたデザインも多く存在し、歴代で発売された種類数は106と登場時期を考えると非常に多い(Int’l Collection含む)。

ソロループ
Series 6の登場と同時に画期的な新デザインとしてソロループが登場した。留め具やバックルが一切ないシリコーンゴム製の伸縮バンドで、購入時にユーザーの手首サイズに応じたものを購入する必要がある。2020年というデスクワークが増えていた社会情勢の中で、キータイピングの時にバックルが当たらないデザインである点が非常に好評を博した。
2024年にはSeries 9の登場と合わせてそのサイズ段階が一新され、さらに細かく調整できるようになったことからAppleも非常に注力していることが窺える。

ブレイデッドソロループ
前述したソロループの兄弟分で、伸縮性のある布編みバンドを採用したことからブレイデッドの名がついた。こちらのバンドもソロループと同様の構造で、編んであることからバンドが伸びてしまった際にも横方向に伸ばすことで元の状態へ改善できる点もその人気の要因だろう。後述するBlack UnityやPride Editionなどの特別版バンドでも登場する人気のあるバンドだ。

レザーリンク
前述したレザーループをもとに開発された、Appleのレザーバンド史の中でもトップクラスに人気なのがこのレザーリンクだ。中に入った芯がボコボコと膨れ、それらが磁力によって噛み合うことで腕に通す構造やピンバックルを持たないにも関わらずしっかりとした装着感を得られる。それによって得られる革の独特な質感がエロティックな印象も生み、合計で11色発売された。
2020年の登場以来レザーバンドの中でも中心的な立ち位置を確立したバンドであったが、前述したカーボンニュートラルの関係でこのバンドはリニューアルされることとなった。

マグネティックリンク
レザーリンクの構造を完全に引き継ぎ、素材だけをFineWovenに変えたバンドがマグネティックリンクである。エバーグリーン・トープ・パシフィックブルーの3色で当初登場し、現在はブラックベリー・ダークトープと定番になるであろうブラックの展開となっている。iPhone向けFineWovenケースの影響で素材自体に悪い評判が立ってしまっていることは否めないが、レザーと比べて取り回しもしやすい良質なバンドであろう。

以上が、今までに取り扱ってきたApple Watchの標準バンドであった。しかし、それ以上のエキストリームスポーツ向けであるApple Watch Ultra向けの専用バンドもラインナップされているため、次にそれについて解説していく。
Ultra向けバンド
アルパインループ
アルパインループは、2層の生地を織り込むことでできた、縫い目も切れ目もないループ構造のバンドだ。ループと名のつくバンドであるためその基本的な構造はミラネーゼループやスポーツループと変わらないが、その固定方法はG字フックであり、縦方向はもちろん、横方向に引っ張られても外れないような構造となっている。そのため、登山などのシチュエーションにはマッチしているだろう。G字フックとWatchとの接合部はチタニウム素材で、2024年秋にはブラックチタニウムのApple Watch Ultra 2に合わせてブラックチタニウムの仕上げのモデルも登場した。なお、前述したウーブンナイロン、さらに現在も売られているスポーツループと後述するトレイルループと同じく井上リボン工業によって生産されており、ステッチなく一体成形でこの構造を実現した13。

トレイルループ
トレイルループはスポーツループからの血統にあるモデルで、スポーツループと同様に伸縮性のあるナイロン素材に面ファスナー式の固定となっている。そのため、非常に軽量であることが特徴で、マラソンなどのシチュエーションに合っている。また、スポーツループと異なりプルタブがついていることから、より強力に固定しつつも脱着のしやすさにもこだわられている。このバンドも前述のアルパインループと同様にブラックチタニウムの仕上げも選べる。

オーシャンバンド
オーシャンバンドは、ダイビングなどウォータースポーツ用に開発されたエラストマー製のバンドだ。チューブ状になっており、そこにチタニウムのバックルをはめることでガッチリとした固定感を生み、高速高圧なウォータースポーツの際にも外れにくいことが特徴だ。また、ウェットスーツの上から装着する場合などさらに長さが必要なシーンでは、別売りのエクステンションバンドを利用することでその長さを伸ばせることも特徴だ。

チタニウムミラネーゼループ
最後に紹介するのは、2024年秋に新登場したチタニウムミラネーゼループである。これもUltra用バンドのうちの一つであり、金属が編み込まれた構造は従来型のステンレススチールのミラネーゼループと似ている。しかし、厚みは1.5倍程度となっており、その固定方法も異なる。ステンレススチールと違い磁石が使えないことから、パラシュートスタイルのバックルに変更されている。また、その“ゴツい”見た目に反してチタニウム素材であることから軽量で、あらゆる環境で使えることが特徴だ。全体がチタニウムであり、ナチュラルとブラックの2色が展開されている。


クラシックバックルやリンクブレスレットなどApple Watchを「腕時計」として認識させた時代から、よりApple Watchらしさや機能性など、その時々に応じたバンドのラインナップになっていった様子が見て取れる。そして、2019年秋からはApple Watch Studioとして購入時に付属するバンドを選べるようになったため14、よりユーザーごとの好みに合ったバンドが選択できるようになり、個性を表すツールとして大きな役割を果たす。最後に、バンドの形状的な種類ではなく特徴的な色を持つ限定バンドを紹介する。
限定バンド
International Collection
2016年のリオ五輪と2021年の東京五輪に合わせてそれぞれウーブンナイロン・スポーツループで登場したバンドだ。前者はブラジル限定で発売されたが、後者は無観客開催となったことを受けて世界中でオンライン発売された。
いずれも国旗やユニフォーム(NZのオールブラックスなど)をモチーフにしたカラーで登場し、五輪期間中に自国を応援するアイテムとして人気になった。

Pride Edition
LGBTQ+のコミュニティを支援する目的で毎年6月のプライド月間に発売されている、カラフルなレインボー配色のバンドだ。スポーツバンドやスポーツループを中心に、ブレイデッドソロループやNike展開もあるなど毎年工夫を凝らされたバンドが発売されており、現在はスポーツループ・スポーツバンド・ブレイデッドソロループがそれぞれ1種類ずつ併売されている。



Black Unity
黒人コミュニティを支援する目的で毎年2月のユニティ月間に発売されている、黒をベースに赤と緑などを入れたバンドだ。2021年からスタートし、毎年異なるテーマが用意されている。最新のものはUnity Rhythmスポーツループで、その詳細を含む記事をすでに投稿しているため是非そちらも併せてご覧いただきたい。


ディスプレイ性能の進化
Apple Watchのディスプレイは、初代から一貫してOLEDのRetinaディスプレイを採用しているが、その明るさやサイズ、表示技術は年を追うごとに進化している。
輝度
まずは明るさについて、初代Apple Watchでは450nitsのディスプレイが採用されていたが、これは当時のiPhoneの625nitsを下回る数字で、直射日光下において使いにくかった。それを受け、Series 2以降は1000nitsのディスプレイを採用し、当時Appleが出荷した製品中で最も明るいディスプレイであることを喧伝していた。Series 9ではさらにその倍となる2000nitsに到達した15ほか、特別モデルのApple Watch Ultra 2では3000nitsにまで到達している16ため強い直射日光下や雪山などの反射が多い環境でも視界を確保しやすくなっている。
Always-On Display
次にAlways-On Display (以下AOD)についてだ。Series 4以前のApple Watchでは腕を下ろすと画面が消灯するのが常識であったが、Series 5ではAODが導入された17ことでスリープ状態でも時計表示を常に表示させておけるようになった。これにより、寝転がっている際や吊り革に捕まっている際など腕を振り上げる動作ができなくても時間を確認することができ、時計としての機能を果たす。これはLTPO(低温ポリシリコン酸化物)ディスプレイの導入によるもので、画面の更新を最低1分間に1回としたことで消費電力を抑えつつ表示できるようになった。Series 6では2.5倍明るくなるような改良が施されるなど年々その品質は向上していき、最新のSeries 10ではAOD時でも一部の文字盤において秒針が表示されるようになった。

サイズ
画面サイズと解像度も拡大している。前述したように、初代からSeries 3までは38/42mmの構成だったが、Series 4では40/44mmに大型化し、表示エリアは30%以上拡大した。Series 7では41/45mmと筐体サイズこそあまり変わっていないが、ベゼルレス化をしたことによりさらに20%拡大した。これらの大型化により、QWERTYや12キーフリックなどのフルキーボードによる文字入力も可能となった。さらに、Series 10では42/46mmと大きくなり、Series 4-6比で30%、初代-Series 3比だと50%以上も大型化したことになる。

以上のように、Apple Watchの表示技術は明るさ・サイズとAODの3面により大きく進歩した。特に、AODについてはユーザー体験を向上させ、情報が「見たい時に見られる」という利便性をもたらしたとともに、腕時計として文字盤がより一層ファッションに入るようになった。
watchOSの進化
Apple Watchを動かすOSも年々大きな進化を遂げている。健康管理の項でも紹介したところがあり一部重複するが、ここでは最初のwatchOS 1から最新の11まで振り返る。
最初期のApple Watch
watchOS 1
初代Apple Watchに搭載された最初のOS。iPhone上のWatchアプリから設定・アプリ管理を行うのは現在まで引き継がれている要素だが、当時はサードパーティ製アプリを動作させることはできなかった。UIとしてはホーム画面が今まで続くグリッド状で18、Apple Watchらしいアイコニックなデザインを確立した。また、Digital Touchによるスケッチや心拍の共有など、Apple Watchらしいコミュニケーション手段も用意された。
watchOS 2
watchOS 1がリリースされたから半年後の2015年9月にリリースされたのがwatchOS 2だ。このアップデートにおける最大の変更点はサードパーティアプリのネイティブ動作への対応であり19、それらのアプリでもセンサーやDigital Crownなどにアクセスできるようになり、フィットネスアプリなどApple Watchに適したアプリを制作できるようになった。
さらに、Apple Watchを横向きに充電して安定させておくと卓上時計になるナイトスタンドモードの追加、メールの音声返信対応、Wi-Fi接続時の単体通信などApple Watchを「アプリが使える腕時計」という立場を明確にした基礎を固めた。
使い勝手を向上させるアップデート
watchOS 3
Apple Watch Series 2と同時に出たwatchOS 3では大幅な刷新が図られ、「史上最大のアップデート」と銘打たれた20。3年目に入り最適化を進められたことから、アプリの起動が極めて拘束されたほか、頻繁に使うアプリはバックグラウンドでメモリを道中・情報更新される仕組みになったことから、体感で最大7倍の速度向上がなされた21。
また、UIにおいても過去1年半分のユーザーの評判を受け、サイドボタンの役割がフレンドからDockに変更された。これにより、サイドボタン1押しでお気に入りのアプリ一覧を呼び出せるようになり、マルチタスク性が向上した。さらに、文字盤間のスワイプ切り替えが可能になり、腕時計としても文字盤によるカスタマイズ性を活かしやすくなった。
watchOS 4
前年の大刷新に続く漸進的アップデートとなった。1番の目玉はSiri文字盤の追加で、時間や位置、行動パターンに応じて必要な情報を自動表示するスマート文字盤である。これにより、例えば通勤時間には天気やカレンダー、帰宅時間には音楽コントロールを表示するなど機械学習によるコンテキスト表示ができるようになった22。
他にも、ワークアウトの複数種目のシームレスな切り替えやHIITワークアウト対応、AirPodsとの併用で音楽をワークアウト中にシームレスに聴けるようになったり、さらにジムの有酸素マシンとペアリングして正確な運動データが測れるようになるGymKitが導入されたりと、フィットネス関連機能も強化された。

iPhoneからの自立
watchOS 5
大きなアップデートとなったApple Watch Series 4と同時に登場したwatchOSだ。今まで、Apple Watch同士で連携をとるにはiPhone連携をしたアプリが中心であったが、新たに追加されたWalkie-Talkieアプリにより、Wi-Fiやセルラーを介すことでApple Watch単体でWatchユーザー同士の音声通話が楽しめるようになった23。また、SiriはHey Siriだけでなく腕を上げて話すでけで動作するようになったり、Podcastアプリが追加されたり、ワークアウトの自動検出により開始・終了のうっかり忘れを防げるようになった。

watchOS 6
watchOS 6では、ついにApple Watch上でアプリの追加ができるApp Storeが搭載されるようになった。これにより、iPhoneなしでも単体でアプリのダウンロードが可能になり、iPhoneからの自立に近づいた形だ。さらに、オーディオブック、計算機、ボイスメモといったiPhoneでお馴染みのアプリもApple Watchに追加されたことでより一層単体でできることの幅が広がった24。文字盤は新たにGradientやCaliforniaなど多彩なものが追加され、数字のフォント変更と合わせてカスタマイズ性が向上している。
watchOS 7
新型コロナの影響をもろに受けたこのアップデートでは、前述したように手洗いの検出が可能になった。

そして、Family Setupが導入され、子どもや高齢者などiPhoneを持っていなくても家族のiPhoneにペアリングして管理できるようになった。これにより、Cellularモデルの単体通信とSEの安さを活かした日本のキッズケータイ的な使われ方もできる25。日本ではKDDIがこの機能にいち早く対応し26、決して普及していると言う訳ではないが一つ新しい活路が増えたアップデートとなった。
フィットネスも着実に進化
watchOS 8
最初の項でBreatheアプリについて紹介したが、新たにマインドフルネスアプリとしてリニューアルされ、リフレクトという内省タイム記録異能が追加された。マインドフルネスを行っている時間もワークアウトに計上されるようになり、よりメンタルヘルスケアの面でも進化を遂げた。従来からあるワークアウトには太極拳とピラティスが新登場。さらに、iOSの集中モードと連携した通知フィルタリング機能や、AOD時でもマップなどが表示できるるようになったりと、既存機能に対してもブラッシュアップが加えられた。
watchOS 9
ワークアウトアプリがwatchOS 9では大幅アップデートされ、ランニング時にはランニングパワーや地面接地時間、歩幅など詳細な指標を計測表示できるようになった。心拍ゾーンの表示やインターバルトレーニングの作成機能も追加され、本格的なトレーニングに対応したほか、マルチスポーツモードに対応したことでトライアスロンなど複数種目を連続計測する競技も自動で切り替えて記録できるようになった。
ヘルスケア面では心房細動の履歴を記録・閲覧できるAFib履歴機能が米国FDA承認を受けて提供されたり、服薬アプリが追加されたりしたほか、前述した睡眠ステージの記録に対応したのも大きい。
大きくなったハードに合った進化
watchOS 10
2023年に登場したwatchOSではついにナンバリングが10になり、マイルストーンの年として最大級のUI刷新が行われた。その最大の目玉はSmart Stackの導入で、天気や予定、音楽再生中の情報など複数のウィジェットをカード形式ですばやく確認・動作できるようになった。また、このSmart Stackは同時に登場したApple Watch Series 9の新機能であるダブルタップで展開できるため、文字盤の情報量は最低限にしつつ必要な情報はSmart Stackをいつでも展開する、といったような使い分けができるようになり、よりデザイン性の高い文字盤の使い勝手が向上した。

さらに、画面の操作体系も一新され、各種ボタンは大きいディスプレイの4隅に配置、さらに全画面を覆うグラデーションになったりと、新しいモデルで映えるようなデザインに仕上がっている。そのほかの操作体系も大きく変わり、コントロールセンターは再度ボタン長押し、AppスイッチャーはDigital Crownのダブルタップなどといった変更が加えられた。
watchOS 11
最新となったwatchOSは、2024年9月にリリースされたwatchOS 11だ。健康関連機能では、前述したようにバイタルアプリと睡眠時無呼吸通知が導入され、よりヘルスチェックが容易になった。
そして、watchOS 10で導入されたSmart Stackにもアップデートが加わり、置けるウィジェットカードが増えたり、カードの提案がよりリッチになったりと一層賢いパネルに生まれ変わった。そして、それにより前述したSiri文字盤を完全に食い、置き換えることで次世代のApple Watch体験となった。またSiriも進化し、ワークアウトの開始や体重記録の追加などがヘルスケアデータと連携できるようになったことで利用d切るようになったことも大きなポイントだ。
全体を通して、Apple Watchの役割の変遷、そしてユーザーからの使われ方に適宜対応し反映していった様子が分かっただろう。再来月に控えたWWDCで出てくるであろうwatchOS 12にも目が離せない。
マーケティングの変化
超高級路線
2015年の発売当時、AppleはApple Watchを「ファッションアイテム」として位置づけ、パリの高級ブティック「コレット」での先行展示や、新宿伊勢丹27をはじめとして英Selfridgesや伊La Rinascenteなど有名百貨店で専用ショップを構えるなど異例の展開を行った。雑誌VOGUEなどファッション誌にも全面広告を打ち出し、18K Apple Watch Editionを200万円という価格で話題作りをした。さらに、発売半年後には新たにHermèsモデルをラインナップしたことでブランド力向上とHermèsブティックで取り扱いをすることによる販路拡大にも努め、Hermèsとのコラボは現在でもラインナップされている人気シリーズとなった。

ヘルスケア
最初の項でも詳しく説明した通り、Apple Watchがユーザーから支持されている理由には健康管理やフィットネスが多く含まれていた。Apple自身の調査でも、購入理由はファッション性よりも健康用途であったことから次第にマーケティングメッセージをヘルスケア重視に切り替えていった。今までの常識では考えられなかった「心拍センサーを常に身につけている」という状況が生まれたことを活用した高心拍・低心拍通知機能は好評を博し、以降Series 4では心電図と転倒検出を導入するなど一気に「命を救う」ツールへと舵取りをした。現在でも続くこのテーマは、実際にApple Watchがユーザーの命を救った体験談をCMやApple Eventの際に紹介されることが定番となっており、ヘルスケアを中心に売り出しているのは誰が見ても明白であろう。
価格戦略
初代のEditionこそ前述した理由により極端に高額だったが、その後は一般ユーザー向け価格帯に注力している。初代ではApple Watch Sportという名前でラインナップされたアルミニウム筐体のモデルは$349で発売され28、Series 4登場以降は前世代モデルとなったSeries 3を値下げして継続販売することでエントリープライスを下げた。2020年に登場したSEは十分な性能を持った最新機種がお値頃であるとして$279でラインナップ29。現在ではSEが$249、Series 10が$399スタートで、このエントリーモデルと通常モデルの価格戦略は非常に綺麗にまとまっている。Ultraはその倍となる$799で決してお安いモデルではないが30、通常モデルとその立ち位置から全て区別されているというのが分かりやすいだろう。
日本市場での戦略
日本でのApple Watchは非常に成功した製品で、市場占有率も高い。その背景には、日本限定で搭載された独自機能であるFeliCaへの対応がある。2016年のSeries 2でグローバル市場向けモデルから1年先行してFeliCaを搭載し、Suicaの取り込みを可能とした31。その結果、Apple Watchを改札にタッチして電車に乗れ、コンビニや自販機でも手首一つで決済できる利便性がユーザーを通じて日本中にアピールされた。Appleは誰もが毎日使うことをキラー機能として大々的に宣伝し、特に若年層〜ビジネスマンに普及が進んだ。日本向けのTVCMやWeb広告でもSuicaでの改札通貨やQUICPay決済シーンが度々登場し、Apple Watchを象徴する機能になり得た。
総括
Apple Watchは、この10年の間に多種多様な変化を遂げてきた。しかし、腕に身につけるウェアラブルデバイスという本質は変わらず、今では筆者を含め我々の生活になくてはならないツールとなり得た。常に手首についていることで「自分の身体が進化した」ような感覚を受け、且つヘルスケアデバイスとして健康に生活が送れるようにサポートしてくれるという安心感を生む。
これからのApple Watchはどのような姿に進化するのか、期待を記してこの記事を〆とする。
- https://www.amazon.co.jp/最強Appleフレームワーク-ジョブズを失っても、成長し続ける-最高・堅実モデル-松村太郎/dp/4788719177 ↩︎
- https://support.apple.com/ja-jp/guide/watch/apd3bf6d85a6/watchos ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2016/09/apple-introduces-apple-watch-series-2/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2018/12/ecg-app-and-irregular-heart-rhythm-notification-available-today-on-apple-watch/ ↩︎
- https://iphone-mania.jp/news-342722/ ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/09/apple-watch-series-6-delivers-breakthrough-wellness-and-fitness-capabilities/ ↩︎
- https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-19/S5XJQ2DWRGG000 ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/09/apple-watch-se-the-ultimate-combination-of-design-function-and-value/ ↩︎
- https://support.apple.com/ja-jp/guide/watch/apdc9b9f04a8/watchos ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/09/apple-reveals-apple-watch-series-8-and-the-new-apple-watch-se/ ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/09/introducing-apple-watch-ultra/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2024/09/introducing-apple-watch-series-10/ ↩︎
- https://www.youtube.com/live/xAjz3pPZCEM?si=RGKko-_VvoFIA7Dn ↩︎
- https://www.itmedia.co.jp/pcuser/amp/1909/20/news108.html ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2023/09/apple-introduces-the-advanced-new-apple-watch-series-9/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2023/09/apple-unveils-apple-watch-ultra-2/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2019/09/apple-unveils-apple-watch-series-5/ ↩︎
- https://en.m.wikipedia.org/wiki/WatchOS ↩︎
- https://gigazine.net/news/20150609-apple-watch-wwdc-2015/ ↩︎
- https://gigazine.net/news/20160614-apple-wwdc-2016-watchos-3/ ↩︎
- https://www.idownloadblog.com/2016/06/18/watchos-3-preview/ ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2017/06/watchos-4-brings-more-intelligence-and-fitness-features-to-apple-watch/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2018/06/watchos-5-adds-powerful-activity-and-communications-features-to-apple-watch/ ↩︎
- https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/06/watchos-6-advances-health-and-fitness-capabilities-for-apple-watch/ ↩︎
- https://support.apple.com/ja-jp/109036 ↩︎
- https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2009/17/news077.html ↩︎
- https://www.fashionsnap.com/article/2015-04-10/apple-watch-isetan/ ↩︎
- https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/666026.html ↩︎
- https://ascii.jp/elem/000/004/027/4027062/ ↩︎
- https://www.apple.com/jp/watch/ ↩︎
- https://www.apple.com/newsroom/2016/09/apple-pay-coming-to-japan-with-iphone-7/ ↩︎
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