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Xiaomi Smartband 9Proレビュー【大型スマートバンドの完成系】

目次

1. はじめに

筆者はこれまで、ウェアラブルデバイスはずっとXiaomiのものを使っていた。価格が安いだけでなく、機能性やデザインといった一通り必要なものがしっかりと備わっていることが非常に魅了だっただ。Redmi Smart Band2→Smart Band8→Smart Band8Pro→Smart Band9Proとなんと4本も買っている。Smart Band8をずっと使っていたがある日、環境光センサーが故障し純正バンドも壊れた。本体もボロボロなためSmart Band8Proを購入。しかし、Smart Band8Proは家族に譲ることのなった為新たにSmart Band9Proを購入する運びとなった。Smart Band9Proは歴代最高レベルの出来だからブログにすることにした。

かなりかっこいいデザイン

2. SmartBand 9Proのスペックとか

Xiaomi公式HPより

Xiaomi公式HPより(一部レイアウトを修正し読みやすくした)

サイズ: 43.27 × 32.49 × 10.8mm(心拍センサーを除く)

重量: 約24.5g(ストラップを除いた重量)

カラー: オブシディアンブラック、ローズゴールド、ムーンライトシルバー

ディスプレイ: 1.74インチ有機EL(AMOLED)タッチディスプレイ、336 × 480ピクセル

画面の輝度: 最大輝度1200nits(自動輝度調整機能付き)

ディスプレイカバー素材: 2.5D 強化ガラス

表面素材: アルミニウム合金製フレームと高強度繊維ポリマー

**センサー:**加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、光学式心拍計とパルスオキシメーター、環境光センサー

防滴等級: 5ATM

  • 5ATMの防水性能:Xiaomi Band 9 Proの防滴等級は5ATM(水深50m)相当です。プールでの使用や海岸近くでの水泳、その他の浅い水域での活動中に着用することができます。熱いシャワー、サウナ、ダイビング時には使用できません。ウォータースポーツ中は、急流などの直接的な衝撃を避けてください。防水性能は永久的なものではなく、時間とともに低下する可能性があります。

データ接続: GNSS、Bluetooth® 5.4対応

  • Beidou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS衛星システムに対応

ハプティックモーター: リニアモーター

バッテリー容量: 350mAh

充電タイプ: 磁気充電

充電時間: 約75分間

  • 充電時間の試験データはXiaomi Internal Labによるものです。実際の充電時間は、周囲温度、バッテリー持続時間、その他の要因によって異なる場合があります。

対応手首外周: 135~205mm

バンドストラップの素材: 熱可塑性ポリウレタン

オペレーティングシステム: Android 8.0またはiOS 12.0以降

対応アプリ: Mi Fitnessアプリ

スペックはこんなところで、前作Smart Band8Proと比較し進化したは、

  • 外装のマテリアルがメッキからアルミニウムになった
  • ガラスが2.5Dガラスとなり、ベゼルが四方向均一となった
  • HyperOSベースとなりよりモバイルOSライクなUIになった
  • デジタルコンパスの追加
  • 心拍数センサーの改善

2. 良いところ

ケースのアルミニウムがかっこいい

ケースの素材は非光沢なアルミニウだ。選択したカラーはムーンライトで、普通のシルバーだ。もう少し暖色系でも良かった。そして、ケースの端はダイヤモンドカット加工となっているため非常に高級感があるデザインだ。

マット仕上げのアルミニウム

前作SmartBand9Proは光沢感のあるメッキだったため、傷と指紋がかなり目立っていたがSmartBand9Proはかなり汚れに強くなっているのも嬉しい。

2.5Dガラス+四方向均一ベゼルが美しい

Smart Band8Proは微妙にベゼルが太く均一では無かった。また、ガラスが湾曲していなかった為デザイン的にはSmart band8の方が優れていた。しかし、Smart Band9Proは違う。まず、ベゼルが細くなり太さも均一になった。ガラスはしっかり2.5Dガラスを採用している。これにより、デザインが良くなっただけでなく本体の小型化にも貢献している。

8Proと9Proを比較

サイズが小型した

ディスプレイのベゼル縮小と2.5Dガラスの採用によってケース自体のサイズがSmart Band8Proと比較して小型になっている。

左の9Proの方がサイズが小さい

Smart Band8Proは少し大きすぎると感じることが多かったが、Snart Band9Proではちょうどいいくらいのサイズだ。

9Proと8

ただ、小型化したとはいえSmart Band8と比較するとサイズは大きい。

付属のクイックリリースストラップが改善

Smart Band8Proの付属ストラップはありえないくらい付けづらかった。これは明らかに不評だったのかSmart Band9ProではSmart Bandシリーズお馴染みバンドに近い使用になった。また、ストラップの素材が可燃性ポリウレタンだが触り心地が明らかに良くなった。

改善されたストラップ

バイブレーションがより強力に、質感もアップ

Smart Band8Proはバイブレーションがかなり弱かった。耳で聞こえる分には十分やかましいが、肌に伝わらずに本体だけ振動していた。これが、Smart band9Proはリニアモータを刷新したため、振動がより肌に伝わるようになった。

Xiaomi公式HPより

それと同時に、バイブレーション自体もかなり進化した。これまでは、「ブゥー」みたいなのが殆どだったが操作によって「ブゥッブゥッ」みたいになった。こっちの方が分かりやい。最初は、モータが変更されただけかと思ってたけどちゃんとOSレベルでも再設計されているのは驚き。

HyperOSベースとなりUIがより直感的

全体的にSmart band8Proと比較してUIがより直感的で操作しやすくなった。特に、設定画面の改良され、これまで設定の項目は文字のみでリストのように配置されていた。これに、アイコンが追加されたことでより分かりやすいUIになった。また、UIの設計がProシリーズ用に設計されていることが分かる。Smart Band8ProはSmart band8の物を再利用している感じがする。

UI面での変更

それ以外にも、ボタンの配色やアイコンが変更されてよりカラフルになった。

アイコンも変更がある

優秀な文字盤が多くなった

文字盤に関しては、8Proから流用されたものが多いがデザイン重視のものから情報量の多い機能性を重視したものまである。

文字盤は共通のものも多い

バッテリー持ちが良くなった

Smart Band8ProはSmart Band8と同じくらいで、SpO2の自動測定外の機能をオンにした状態で大体5日くらいだった。日曜日の夜に100%にすると金曜日には、一度40%くらいまで充電する必要がある。一方、Smart Band9Proはバッテリー容量が289mAhから350mAhまで大型化した。まだ一週間使っていない為、これは後日追記する予定だ。

表示される残り時間の予測は結構正確

心拍数センサーの精度が向上した

Smart Band8はとにかく心拍数センサーが微妙で、特にサイクリングにおいては全く実用的では無かった。Smart Band8Proでようやくマシになり、Smart Band9Proでも改良されているように感じる。

心拍数もしっかり測れる

3.ダメなところ

HyperOSベースは単なるリネーム

HyperOSベースとなり、UIの大幅刷新は見られたが大きな変化は無し。強いていうなら起動画面のHyperOSの文字がカッコいいくらいかな?それくらい変化が少ないのでわざわざアピールすることも無いんじゃない?とか思ってる。

HyperOSになったと言うことは、HyperOSだと言うことだ()

価格がSmart Band8Proよりも高価になった

1,100円の値上げとなった。昨今の円安状況を考えると誤差レベルの値上げだが、値段が上がって欲しくないのも事実なのでマイナスポイントに。

デジタルコンパスは不要

使い所がよく分からないのがコンパス。方位を確認することが日常生活であんまりないのと、ガチな登山家はGarminを買うのでお役御免な残念機能となってしまった。もちろん、一部のワークアウトの記録に使用されてる可能性もあるけど、そのあたりはよく分からない。

その時計は方位が分かる

Alexa非対応

これは盲点だったが、今現在ではAlexaは利用出来ない。というのも、前作SmartBand8ProはAlexaに対応していたため当然SmartBand9Proでも対応していると勘違いしていた。おそらく後日、アップデートにて対応する可能性は高いことは補足しておく(SmartBand8Proもアップデート後に実装された)

よーく見るとAlexaが消滅

そういえば、中国版のSmartBand9ProにはXiaomi独自のMi AIが搭載されているが、基本的にグローバル版はAlexaなどに置き換えられる。実は中国版とグローバル版では結構な違いがある。

CN版と比較し機能が少ない

中国国内向けのCN版とそれ以外の地域で発売されるウローバル版では搭載される機能が一部異なる。大きな違いとしては、

  • Nintendo Switchのフィットネス系ゲームと連携
  • 車のキー(Xiaomi SU7、BYD等の一部車種)
  • 公共交通機関の支払い(WeChatPay等)
  • ミニアプリ
  • Mi AI(音声アシスタント機能)
Switchでリリースされているゲートと連携
支払いや車のキーとしても使える
ミニアプリや音声アシスタント

出典: Xiaomi公式HP(中国版)

付属のストラップは買うことができない

これは他のXiaomiのウェアラブルデバイスも同じで、最初に付属してるく一般的なラバーストラップは後から買い増しすることができない。カラフルな色は別売りで買うことができるが、肝心のブラックやシルバーは買えないということだ。基本的にSmartBand系のラバータイプのストラップは1年ほどで壊れたりするが同じ色のものは買うことができない。(悲しい)

4. Smart Band8Proユーザーは乗り換えるべきか?

基本的な機能はSmart Band8Proから大きく変わっていない。一方、ケースの素材の変更やディスプレイの進化などデザイン面でのアップデートが大きい。デザインに惹かれるならSmart Band9Proに買い換えるのは十分ありだ。ただ、デザイン面で大きな進化を感じられないなら来年のSmart BandPro10を待とう。

5.総合的な評価

今回のSmat Band9Proはかなり早くグローバル版が出たことにまづ驚いたのと、デザイン面でのアップデートはかなり大きい印象だ。一歩でソフトウェア面では、HyperOSベースになったが大多数のユーザには進化を感じづらいものになっているのはマイナス面だ。もちろん、初めてスマートバンドを買う人や、GPSや大画面を必要に感じているならSmart Band9Proは間違いなくおすすめすることができるスマートバンドだ。

画像の出典

Xiaomi公式HP

https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-9-pro

Xiaomi公式HP(中国版)

https://www.mi.com/prod/xiaomi-shouhuan-9-pro?spmref=MiShop_PC.mihomepage.mtl_6719aa6aac546f00015bcd93.1

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